双数姉妹7月公演
『サナギネ -幼年期の終わりに-』の情報を掲載しました。(管)
-幼年期の終わりに-
美しいサナギになるために
あとどれだけ遊べばいいのだろう
厚く カサブタに包まれる前に、あと…
2008年7月30日(水)〜8月3日(日)
青山円形劇場
作・演出 小池竹見
撮影:引地信彦
2面同時進行の舞台ということで、再演といえども過酷な作劇が予想されましたが、思った以上に大変な2ヵ月間でした。
再演とはいえ、フリーエチュード(台本のない段階での稽古)で俳優から出てきた言葉を構成して作っていた頃の作品ですから、誰がやっても成立するというような台本ではなく、新しいキャスティングでの再構成には非常に時間が割かれました。
初演の反省を生かそうと努力したつもりですが、すべてが解決したわけでもなく(やっぱり反対側の声は気になる…)決して見やすい舞台ではなかったかと思います。その点は真摯に反省しなければならないと思っております。
そんななかでも、最近出演していなかった俳優や客演陣と、若手の劇団員とが作劇をともにする中での 新たな発見も多く、たしかな成長を見せた若手がでてきたことなど 前向きな成果も多かったと思っています。結局なにがやりたいのか、なにが求められているのか?これからの劇団の方向をあらためて考えなおす契機になりそうです。
残念なお知らせとしては、宮田慎一郎が退団することとなりました。今後は、俳優活動からはなれて新たな可能性を探していくそうです。
次回は企画公演になりますが、12月。私の大好きな劇団「マーク義理人情」と合同公演を行います。「マーク義理乃姉妹」として王子小劇場でお待ちしております。
今後も 双数姉妹にしか出来ないような舞台を作っていくつもりです。
よろしければ、また見に来ていただければ幸いです。
ご来場いただいた皆様も なにかしら興味を持ってHPをのぞいていただいた皆様も本当にありがとうございました。
★苅部さんは、蜘蛛のような女優さんです。
美しい模様の罠を張る。
細い糸にぶら下がって、スーッと目の前に現れる。
吸い込まれそうな大きな目で相手を射すくめ、細長いしなやかな手足で絡め取る。
共演者と観客を同時に自分の世界に巻き込む、人間離れしたテンションと強すぎるほどに強い魅力は、20年近いときを経た今も、少しも変わっていないねえ。(井上貴子)
★大倉さんは、あえて言うなら、モンキチョウの様な女優さんです。
自由にひらひらと空間を浮遊する。
アゲハチョウほど大仰じゃないけど、紋白蝶よりは色がハッキリしている。
持って生まれたふわふわした存在感で、どこにでも自由に溶け込みながら、時に周囲を慌てさせるような「きっつい」毒を放出する。
そんなあなたの「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」的な、貴族的楽観主義的発言に、「思いっきり庶民派」の私の肩の力はふっと抜けるのです。(井上貴子)
http://www.mayajirushi.com/
★桂子さんは何にも例えようのない、まさに「唯一無二」の存在です。
それまで「ゼロ」だった存在感をいきなり「ひゃく」に上げてくる。
上品な容姿とは裏腹に時々見せる、人間ばなれした動作と表情。
「ぼおっ」としているように見せかけて、実は着々と計画を進行しているようにも見えるし、ただ「ぼおっ」としているだけのようにも・・・・
お母さんとなって10年近い時を経た今も変わらない、その「いきなりトップスピード」的な神出鬼没な存在感とつかみ所のなさに、共演者は騒然となるのです。
あ、そうか。そういう意味では「へび」かも。(井上貴子)

こちら成体サイドは、主人公ヨシノが東京のとある男のアパートの一室で体験する悪夢の3日間を描いた密室劇です。
崩壊した壁の向こうに、ヨシノが忘れ去ったはずの幼年期の傷跡が見えてきます。
・便宜上、ご購入の際は S席 とご指定ください。
cast
今林久弥
神農 幸 吉田麻起子 小林 至
中村 靖 青戸昭憲 辻沢綾香
田中桂子/苅部園子(Wキャスト)
他
こちら幼生サイドは、北九州の解体屋の娘ヨシノが、死んだはずの父を待ちながら成長し、やがて故郷を巣立つ半生記です。
崩壊した壁の向こうに、想像すらしなかったヨシノの未来が出現します。
・便宜上、ご購入の際は A席 とご指定ください。
cast
佐藤拓之
いけだしん(猫のホテル) 浅田よりこ
大倉マヤ 井上貴子
五味祐司 辻沢綾香 熊懐大介
宮田慎一郎 河野直樹
他